本年8月、戸田商行の創業者である父、戸田光男が逝去致しました。
父は昭和二年生まれで、戦前、戦中と大変苦難な時代を身をもって体験し、終戦後は山から木を切り出す林業の仕事に従事し、その後、昭和36年にもくめんの製造を始めました。
創業してからは販売不振、時代の変化に伴い多様化する新しい包装資材との競合など様々な苦難を乗り越え、品質の良い木毛作りに情熱をかたむけ、現在の戸田商行の礎を築いて参りました。
もくめん業者も最盛期には全国120社ほどありましたが、専業にもくめんを生産するのは我が社のみとなりました。
遺された私達戸田商行の役員、社員一同はもくめんのさらなる品質向上・生産向上に努め、創業者の意を継承していく覚悟であります。
今後とも、取引会社の皆様やもくめんをご愛用頂いているすべての皆様に感謝を申し上げるとともに、ご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願いいたします。
有限会社戸田商行
代表取締役 戸田宗崇