感動の塩小屋訪問から3か月。ついに、木毛塩が完成しました!
木毛(もくめん)塩についてのブログを読んでくださった方から
「木毛塩って、何?どういう事?」
というご質問を頂きましたので、ここで answerしたいと思いますが、木毛をそのまま塩に混ぜ込むとか、木毛に塩を付着させる、ということではなく、木毛(今回は桧)の香りを塩に移し、香り塩として楽しもう、という趣向のものです。
塩二郎さんとお会いした際、どんなものからでも塩に香り付けできるとお聞きしたので、単純に、塩に桧の香りを付けたらどうなるのか、という無邪気な好奇心から発したオーダーでした。
この写真は、ナッツが入った塩トレイですが、このように塩と木毛を入れて、桧の香りを移していきます。
ただ、日本人の多くの方々がよい香りだ、と感じる桧の香りであっても、食用とした時にどう感じるのか、桧の香りが強過ぎた場合、素材の味を邪魔してしまうのでは、また、どんな食材とマッチするのか、という疑問点はございました。
されど、升酒は器である桧の香りを楽しむもの。木の香りを楽しむという行為はすでに食文化として定着しています。
それが、塩となった時どうか。
想像力の弱い私は、やっぱし食べてみんことには分からんよね~と完成を待ちかねていたわけですが、さあ、出来上がった塩。
まず香りはというと、ほのか~な桧の香りがします。
ほのか~です。
食材の香りを邪魔する強さではなく、わき役としてバランスの取れた芳香。桧の香りが強すぎる懸念は払拭されました。さすが、絶妙な塩梅です。
そして味は、当たり前ですが、パンチの効いた、塩二郎さんの塩そのもの。やはり凄いな~とうのが、正直な感想でした。
この桧塩、色んな料理でお試しをしたいと思っております。
余談ですが、塩小屋にお邪魔した時に、木毛に興味を持って下さった塩二郎さんから、木毛を固めて塩を付着させ、バスソルトも作ったらどうかとアドバイスを頂きました。それでは試しにと作って頂いたのがこちら。
塩の結晶がキラキラして綺麗。
でも、このお塩をお風呂に使うなんてあまりにもったいなさ過ぎてできない。ということで、幻のバスソルトとなりました。
今回出来上がったお塩は、小粒でしたが、大粒の塩をオーダーしています。
完成次第、販売予定をしておりますので、未知の味にチャレンジしたい方、こうご期待下さい。
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