木に毛と書いて、「もくめん」
「もくめん」という呼び方は、昔々に、関西地方の木毛業者が、関東の業者と差別化を図るために、名付けたもので、工業品の製品分類では「もくもう」が正式な呼び名です。
さらに、関東では「もくげ」とも呼ばれています。
昭和40年代に、日本で120社程度存在した木毛業者は、今や3社のみ。木毛だけを作っている専業業者は、当社のみとなりました。
もくめんの、日本国内での流通量は減少し、皆様の目に触れる機会が少なくなったうえに、呼び方が3種類もあるという、非常に分かりにくい、そして探しにくい、商品となっています。
ただし、問題はそれだけでは留まりません。
「もくめん」「もくもう」「もくげ」という呼び方以外にも、英語の呼び方が存在しています。
「ウッドパッキン」「ウッドウール」「ナチュラルパッキン」等々
確かに、「木毛」は「もくめん」「もくもう」と、音で聞いた時に、姿が想像しにくく、英語の方が、なんとなくでもイメージが湧きますよね。
探し物があるとき、まずはネット検索で、という時代に、呼び方が幾通りもあるという困惑。
木毛をお探しの方には、ご不便をおかけしているよなと、申し訳ない気持ちが沸き上がります。
そして、木毛に関するキーワードを散りばめた、この拙いブログが、少しでも検索のお役に立ち、スムーズに、木毛にたどり着いて下さる事を祈りつつ、本日のブログは、これにて終了致します。