爽やかな5月の風が頬をなで、連休明けの鈍った体が、やっとリズムに乗ってきた矢先、もう週末ですね~。
爽やかなお天気が続いている、高知です。
さて、戸田商行は、土佐市戸波という山間部に工場があります。
そのため、周りは自然に囲まれ、四季折々、特に春は花々の彩を楽しむ事ができます。
材木置き場の山裾にある「エゴノキ」が、今、満開を迎えて綺麗。
「エゴノキ」は日本中に分布する落葉樹で、高知では5月の今頃、釣り鐘状の白
い花を下向きに付けた、かわいい姿を見せてくれます。
ありふれた雑木ですが、私が大好きな花の一つです。
写真の木とは別に、もう1本、事務所前にも「エゴノキ」が植わっています。
亡き先代(義父)もこの花が大好きで、私が嫁いだ後、植えてくれたものです。
父は、毎日もくめん作りに精を出す傍ら、エゴノキだけでなく、花や畑の手入
れをし、色んな事を私に教えてくれました。
「エゴノキの実の皮には毒があるき。それをすりつぶして、川に流して、魚をしびれさして、いっぱい獲ったことよ!」
父が他界してから、毎年エゴノキの花が咲くたびに、その時の、笑顔で昔話しをする父の顔を思い出します。
今年も2本のエゴノキが満開の花を咲かせてくれました。
父に見守られるように、もくめん作りが出来ている事に、今日も感謝の気持ちで
いっぱいです。