こちらのページにも掲載していますが、戸田商行では、高知県の地球温暖化対策の取り組みの一つ、カーボンオフセット事業に参加しています。
地球温暖化問題とは
地球は、太陽からの熱によって暖められており、その一方で、熱を宇宙に放出することで自らを冷却しています。地球の温度は、この熱の出入りのバランスによって決まっています。
大気中には、地表から放出された熱を吸収する性質をもつ二酸化炭素などの「温室効果ガス」があるため、熱の一部は宇宙に逃げず、その結果、地球の平均温度は15℃に保たれています。もし、大気中に温室効果ガスがなければ、地球の平均気温は-18℃になると言われています。
しかし、現実は大気中の温室効果ガス濃度が増加しており、大気や地表面にとどまる熱が多くなり、気温が上昇します。これが「地球温暖化」と呼ばれる現象です
樹木がCO2を吸収
地球温暖化の最大の要因である、CO2(二酸化炭素)は、森林の樹木が吸収します(学校で教わりましたね)。樹木は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収するとともに、酸素を発生させながら炭素を蓄え、成長するのです。
すなわち、森林の育成や保存が、地球温暖化に大きく貢献しているということですね。その具体的な施策として、平成20年度に環境省が「オフセット・クレジット(J-VER)制度」を創設しました。
高知県内において森林整備を実施し、森林によるCO2の吸収増大量を高知県オフセット・クレジット認証運営委員会が審査し、クレジットとして認証する制度のことです。発行されたクレジットは売却することが可能で、その資金を森林整備費用にあてることで森林整備の加速化と温暖化対策の推進が期待されています。
戸田商行の取り組み
戸田商行のもくめんは高知県産の木材を加工した天然の緩衝材です。それだけでなく天然木本来の効果効能を活かした商品作りや資材の提供によりクレジットとして認定されました。
昨日は、消費者の1日あたりの水道使用にかかるCO2をオフセットするクレジットの売買締結式を行いました。
もくめんは高知県の自然の恩恵を受けております。わたしたちのもくめん作りが、少しでも環境保全のお役に立てることを嬉しく思います。